2025/05/09 17:09
ヨーナナの作品は同じ型でも、ひとつとして同じ組み合わせの素材がありません。
外装に使われる革は主にイタリアンレザーのバベルを使用していますが、内装に使われる革や生地は一点一点違ったものを使っています。
なぜ、同素材のものを作らないのか、今回はその点についてお話したいと思います。
【理由】
大きな理由として、ヨーナナの作品に使われる内装は主にヴィンテージの古布やデッドストックの生地、または実験的に購入したレザーを使っているため、大量に仕入れたりすることができないということがあります。
また、古布それ自体もひとつとして同じ柄はなく、必然的に作品も1点ものとなってきます。

古布などは日本全国を回りその時々手に入ったものを、作品の雰囲気に合わせて使用しています。大量にストックしているものではないので、なくなり次第その柄は終了となります。
革につきましても少量ずつ入荷しているため、メーカーの在庫がなくなった場合はほかの革で代用することがあります。
どうしても欲しいけれど単価が高い革などを、少しずつ仕入れて内装に使っています。
ワンポイントの自然布につきましても、織る時期や自身の心と向き合いながら織り方を変えているため、色の組み合わせやグラデーションがすべて違います。
ヨーナナのこだわりの一つとして、人と作品のご縁というものを意識してものづくりをしているので、人それぞれ個性があるように、作品もすべて違いがあっていいのではという考えで作っています。
ヨーナナの作品はすべて違うものである、その点をご理解いただけると幸いです。